祝之助君は錦林学校出身の士なり剛毅にして果決愛国心に富む大正四年世界大戦正に酣なるのとき雄志を懐きて渡欧し翌年五月義勇兵として仏国航空隊に入り次て従軍せしか屡々重要任務を果し全軍の賞讃を博したりと云ふ
大正七年六月七日クーヴルの上空に独機と戦ひ奮闘中機体より火を発し壮烈無比の最期を遂く後ち仏国大統領はクロバドーゲル勲章並感状を厳父忠一君に贈り以て君か赫々の武勲を表彰したり蓋し君の戦死は日本国民の忠誠勇武を欧洲の天地に宣示すると共に日仏両国の親善に資するところ甚大なりしなり同窓隣閭感慨措く能はす茲に碑を建て其の偉績を録す |
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